新しい生き方の拠点、タイニーハウスとは

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いま注目のタイニーハウスとは

タイニーハウスは、直訳すれば「小さな家」。昨今、価値観の変化や多様性が進む中で、注目されている生き方です。

家の事なのになぜ、「生き方」なのか。ここは、タイニーハウスを正しく理解する上で重要なポイントになります。なぜなら、これまでは、大きいものはいいものだ、という価値観が支配的で、たくさん稼いでたくさん使う、というのが成功の常識でした。滅私奉公、働いて働いて、稼いで贅沢をする。それが、かつての日本での成功者の生き方でした。

ところがいま、人口は減少フェーズへ転じ、市場は縮小へ向かっています。大量生産大量消費が成り立たない社会へとシフトしています。この潮流は、いわゆる予想ではなく、人口動態からそうなることが確実な事実としてはっきりしています。だから、働き方やライフスタイルのシフトが必要なのです。

だからといって、節約するために「タイニーハウス」というわけではありません。例えば、住まいを一つとっても、住宅街に大きな庭付きの家を建てることが、幸福なのか、ということです。長期にわたる住宅ローンに苦しめられながら、長時間働き詰めで、心身を披露してやっと手に入れた憧れのマイホームが本当に幸せに結びつくのですか、ということです。

頑張れば報われる時代が成り立たなくなりつつある中で、大きなローンを抱えてまで大きな住まいを確保することが、理にかなっているのか。そういう話です。ですから、タイニーハウスは、単に節約ということでなく、「生き方」につながるのです。最低限の居住空間を低コストで確保し、心の余裕をもって豊かに暮らす。それはもはや、マイホーム確保というアプローチではなく、生き方のシフトです。

最低限の居住空間さえあれば十分に豊かに暮らしていける環境が整備されている

幸いいま、最低限の暮らしをするための環境は整備されています。土地の安い片田舎に移住したとしてもネット環境は整っていますし、それを活用することで遠隔で仕事も可能です。つまり、これまでの発想を丸ごと転換しても、生活を成り立たせることは可能なのです。

こうしたことに気付き始めた人が増えている。それが、タイニーハウスがここ最近注目されている本当の理由です。アメリカでは一足先にブームが到来していますが、日本でも取り扱う企業が増え始めています。住宅本体だけなら車一台分くらいの価格でも手に入ります。それに土地代をプラスしても、従来のマイホーム購入の数分の一の出費で済んでしまいます。

たっぷりと浮いた費用は、生活を豊かにすることへ投資しましょう。タイニーハウスでは、住居はあくまで生活の拠点。ものを増やすということより、いかに増やさないかが重要な視点になります。さらにどんなライフにするかは、居住者自らが設計することになります。だから「生き方」でもあるのです。大きな家に住むという発想から解放され、小さな我が家を手にする開放感は、まさに重荷がスポッと取れるような感覚です。

 

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