不動産賃貸のCtoCは可能なのか

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賃貸物件はオーナーがいて、入居希望者いてその間に仲介業者が入って契約を締結する流れで埋まっていくのが基本的な流れ。仲介業者が入居希望者の希望をヒアリングしながら。複数の物件紹介も行い、希望に近づけていく。

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仲介業者は、入居希望者にとっては土地勘も物件情報もほとんどない場合が多く、頼もしい存在となる。こうした従来の賃貸物件流通の流れに変革をもたらしそうなサービスがこのほど登場した。Amufiの「RoomPa」だ。

同サービスは、入居者が入居希望者に部屋情報を紹介できる不動産賃貸CtoCプラットフォーム。入居者はRoomPaに物件情報を登録し、部屋情報を提供。入居希望者は、チャットを通じ、オンラインで部屋についてや周辺環境など、実際に入居する際に気なる情報を直接、知ることができる。

入居者は、やり取りを通じ、入居希望者を入居へとつなげられれば、家賃の25%が報酬としてもらえる。仲介業者を介すことなく、入居者から入居希望者間だけで、話をまとめてしまうわけだ。決定後の契約こそ、同社が提携する仲介業者が行うが、まさに不動産賃貸のCtoCといえる。

同社はサービスについて「入居希望者にとって、内見に行く必要がなく、オンライン上で住み心地や周辺環境を知ることができ、特に忙しい社会人や地方在住者の場合には利便性が高いと考えている」と説明。さらに、引っ越し確定前からでも登録できることなどから「ほぼ全てが他社ポータルサイトに掲載されていない非公開物件になる」と独自性を示す。

居住者でなく、物件オーナーと直接つながれるサービスは既に存在する。この場合、「オーナーはいいことしか言わない」と疑念を抱くユーザーはいるだろう。とはいえ、入居後にやり取りした入居希望者とつながりが継続するオーナーがあえてそうしたリスクを負うとも考えにくい。

その意味ではCtoCとなる同サービスがどこまで浸透するかは、現入居者が報酬が得られるとは言え、情報提供者となることにどれだけのメリットを感じるのか。登録物件の数がサービス品質の面で重要となるだけに、その点が分岐点となりそうだ。

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